UV印刷の特徴

UV PRINTING

UV印刷の特徴

[ UV印刷とは ]

UV印刷専用インキを使用し、UV(紫外線)を照射してインキを瞬間的に硬化(乾燥)させる印刷手法です。皮膜強度が強く、パッケージ、POP、メニューなどの印刷に最適です。

[ハイブリッドUV装置の特長]

オゾンが発生しません(発生領域の波長をカット)。エアーダクト設備が不要です。タック紙にも対応可能です。消費電力が減少します。(48kw→9kw)

[ UV印刷に関するQ&A ]
Q1. 商品の『トラブル・クレーム』は?

A1. ほとんど解決! 印刷物のトラブル・クレームの原因の8割前後が印刷中または加工時の事故です。(原因は乾燥不良による事故)「ウラ付き・キズ・コスレ等」

Q2. 色調は?

A2. 油性印刷と比較して、ほとんど変わりません。高感度UVインキを使用する事で、油性印刷と変わらない色調を再現します。

Q3. ドライダウンは?

A3. ほとんど無し! 油性印刷の場合特に上質・マット紙においては印刷中と乾燥後色調がダウンすることがあります。(UV印刷は印刷中と同じ色調)

Q4. パウダーは?

A4. 使用しません! パウダーを使用しないため、表面のザラツキがありません。表面加工(PP・プレスコート)時に起きる様々なトラブルを解消します。

Q5. 特殊紙の印刷は?

A5. 様々な特殊紙に対応可能です! ユポ・アルミ蒸着紙・PET・PPなど、インキの乾きや密着性に問題の特殊素材にUV印刷なら対応可能です。

Q6. 紙厚は?

A6. 紙厚0.8mmまで対応可能です。0.04mm〜0.8mmまで対応可能です。原反の材質や印刷絵柄、両面印刷かにより対応幅が変化します。

Q7. 緊急対応は?

A7. 短納期でも対応可能です。乾きが問題の上質・ユポ・ヴァンヌーボなどでも当日印刷→即加工→即納品対応可能です。受注状況により変動します。

Q8. UV印刷のデメリットは?

A8. インキ皮膜が硬いため、折り加工で背割れが発生しやすいです。UV印刷設備、UVインキが高価なため印刷コストがアップします。

[UV印刷と油性印刷の比較]
比較項目比較内容UV印刷油性印刷コメント
特徴1紙厚適正薄紙〜厚紙薄紙〜厚紙 
特徴2乾燥強制乾燥自然乾燥紫外線照射により即インキを強制凝固させる
作業性1乾燥即乾数時間待ち 
作業性2両面印刷即OK数時間待ち 
作業性3印刷中棒積み板取り 
事故項目1ブロッキング なし危険トラブルの8割前後が乾燥不良による原因
事故項目2コスレ・キズなし危険トラブルの8割前後が乾燥不良による原因
事故項目3ドライダウンなし危険ドライダウンが全くない(どんな紙でも)
付加価値短納期OK危険緊急対応可能
用紙適正1ユポ紙OK危険 
用紙適正2マット紙OK危険 
用紙適正3特殊紙ほとんど可能ほとんど不可 
ブロッキングパウダー不要必要パウダーを使用しない為ザラつき・色ムラ等がない
表面加工1PP貼りトラブルなし トラブル最多 油性はパウダー過多・乾燥不良などが発生
表面加工2プレスコートトラブルなしトラブル最多油性はパウダー過多・乾燥不良などが発生
[ 特殊紙印刷について ]
PET・PP印刷

透明度が高いフィルムです。クリアファイル、カード、POP、本の口絵、帯、ケースなどに使用されています。白インキで下地印刷することにより、絵柄に濃度感を持たせることが可能です。

アルミ蒸着紙印刷

金属箔と同等の外観をもつ用紙です。酒類のビンのラベルに多く使われています。他に、ポスター・カレンダー・CDジャケット・ブックカバーなど、装飾効果を高める用途に使用されています。

ユポ紙印刷

ポリプロピレン樹脂を主原料とした合成紙です。水に強い、破れにくい、油・薬品に強いなどの特徴のある用紙です。屋外のポスター、POP、ラベルなどに使用されています。

その他用紙

ヴァンヌーボやマットコートなどインキが乾きにくい用紙でも、UV印刷なら印刷後すぐ加工を行うことができます。加工時のトラブルも解消できます。